スイス🇨🇭旅行に絶対おすすめ!スイストラベルパス

今回のヨーロッパ旅行でスイス観光の際に特に役に立ったのが、スイストラベルパス。スイス国内の複数都市を周遊しながら観光するのであれば、圧倒的に便利なフリーパスタイプのチケットだ。今回は、スイストラベルパスの詳細と、おすすめポイントをいくつか紹介する。

  • スイストラベルパスの特徴と料金

スイス国内の主な鉄道・バス・湖船が乗り放題。一部の登山鉄道などの私鉄は、半額運賃で利用できるほか、リギ山、シュタンザーホルン、シュトースの山岳鉄道が無料。また、スイス国内の500ヶ所の博物館や美術館が無料になる。詳細な料金は以下の通り。

スイストラベルパス・フレックスは、スイストラベルパス(連続タイプ)と内容は同じだが、一ヶ月間のうち使用する日を自由に選択できる。25歳未満は、約30%割引のユース料金で利用できる。ちなみに、筆者はスイストラベルパス・フレックスの2等(3日間有効)のチケットを購入。ユース割引が適用できるので30%割引価格・CHF189(¥28776)で購入できた。

  • 購入方法

スイスに入国してすぐ、チューリヒ国際空港駅構内にあるスイス連邦鉄道SBBの窓口へ行き、整理券をとる。自身の番号が呼ばれたら表示されたカウンターへ行き、「スイストラベルパス・フレックスを購入したい」と伝えた。すると「パスポートを見せてください」といわれたので自身のパスポートを提示し、氏名と年齢を確認。特に何も言わなくてもユース割引(30%割引)を適用してくれた。支払いは、クレジットカード(VISA)で決済。発券してくれたあと、「今日使用しますか?」と聞かれたので「はい」と答えると、日付記入欄にその日の日付を記入してくれた。また、使用方法の説明の際、「残りの2日分は、自分で使用する日の日付を記入する必要がある」と教えてくれた。購入が完了すると、「良い旅を!」と気持ちよく見送ってくれた。

  • おすすめポイント

慣れない異国の地で移動のたびに都度切符を買う必要がないので、スムーズにストレスなく鉄道での旅を満喫できる。筆者は、後述のような行程で移動したが、もしスイストラベルパスを使用していなければ青字で示された部分だけで約70000円が必要だ。つまり、スイストラベルパスを使用したことによって約40000円得をしたといえる。驚くべきは、鉄道のみでこれだけ得をしたということ。筆者は時間の都合上利用しなかったが、スイストラベルパスを持っていると無料になる博物館・美術館へ行くことがあれば、さらに多くの特典を受けられる。

ピラトゥス鉄道、ブリエンツ・ロートホルン鉄道はいずれも半額で利用できる。
  • いざ旅に出発!

切符を購入したら早速旅に出発!この日は、チューリッヒ国際空港からスイス連邦鉄道SBBとレーティッシュ鉄道に乗車し、国境を超えイタリアのティラノまで行った。もちろん、すべてスイストラベルパスの使用可能範囲内。最初の乗車の前に予め日付を記入しておき(初日分は購入時に窓口で記入してくれた)、乗車して席に着くと車掌さんが来て刻印を押してくれる。以降の乗車ではパスを提示すればOK!しかし、まれにパスポートの提示を求められることがあるので、パスポートは携帯しておくのが無難だ。ちなみに、レーティッシュ鉄道ではベルニナ急行に乗車したが、この列車は全席指定席で予約必須。その際の座席予約料金は別途支払う必要がある。予約必須ではない普通列車であれば座席予約料金は必要ない。

上 : チケットホルダーが付いてくる。旅の記念に嬉しい。
下 : スイストラベルパス・フレックス。その日の最初の乗車時に日付記入欄の下に刻印が押される。

筆者がまたスイスに出かける際もスイストラベルパスにはお世話になるだろう。このブログを見てくださってる方にも良い旅になることを願って…..

(参考)

・地球の歩き方・スイス(ダイヤモンド社)

・るるぶ情報板・スイス(JTBパブリッシング)

・スイス政府観光局

https://www.myswitzerland.com/ja/planning/transport/tickets-public-transport/swiss-travel-pass/

https://www.myswitzerland.com/ja/planning/transport/tickets-public-transport/swiss-travel-pass-flex/

https://www.myswitzerland.com/ja/planning/about-switzerland/organisation/swiss-federal-railways-sbb/

ユーロシティエクスプレス (ドイツ🇩🇪→スイス🇨🇭)

ヨーロッパを列車で巡る旅の途中、ドイツのミュンヘンからスイスのチューリヒへ、Euro City Express(ユーロシティエクスプレス)に乗車した。

大都市ミュンヘンを出ると、ドイツの大地を高速でかけてゆく。この列車は、リンダウ、ブレゲンツ、ザンクト・ガレンを経由してチューリヒを目指すため、車窓にはボーデン湖が見える。しかし、すでに陽の落ちた後だったため、車窓は真っ暗だ。ミュンヘンーチューリヒは3時間半の旅だ。快適な車内でゆったりすることにしよう。

チューリヒに着くと、ルツェルンへ向かう。列車が遅延し、ルツェルン駅に到着したのは深夜0時くらいだっただろうか。

高速列車の食堂でビールを飲む ウィーン→ザルツブルク (オーストリア🇦🇹)

ウィーンからザルツブルクへ列車で移動する際、フランクフルト(ドイツ)行きの国際高速列車ICE(インターシティエクスプレス)を利用した際、食堂車が連結されていたので、利用してみることに。

車内はとても落ち着いた雰囲気で、ウィーン中央駅を出発するとすぐに注文を取りに来てくれた。ドイツ行きの列車にふさわしいビールとソーセージのセットを注文。値段は14ユーロほどだった。車内での飲食にしてはお手軽な範囲内だろう。これがとても美味しかった。ソーセージはジューシーで、ビールは香り豊なのに飲みやすい。

ビールとソーセージ、マッシュポテト。結構お腹がふくれた。車窓を見ながらの食事はまさに至福のひととき。

ICEはザルツブルクは経由しないため、途中のウェルス駅で、ザルツブルクへ行く普通列車に乗り換える。とても快適で楽しい旅になった。

ミュンヘンを歩く (ドイツ🇩🇪)

2022年9月、ヨーロッパを列車で巡る旅に出ていた。ザルツブルク(オーストリア)から、チューリヒ(スイス)へいく途中、列車の乗り換えのためドイツのミュンヘンで列車を降りた。せっかくなので、ミュンヘン中央駅の周辺を歩いて観光してみることにした。ミュンヘンは、今回のヨーロッパ旅行で訪れた他の街と比較しても、特に規模が大きく、まさに大都市といった雰囲気だ。しかし、第1次大戦前からの歴史的建造物も多く残されており、大都市ながら美しい景観との共存を実現している。短い時間だったが、訪問したいくつかの見どころを紹介したい。

参考:地球の歩き方・ドイツ

サウンドオブミュージックの舞台・ザルツブルクを訪ねて (オーストリア🇦🇹)

オーストリアのザルツブルクは、ミュージカル映画「サウンドオブミュージック」の舞台として世界的に有名だ。実際に筆者も聖地巡礼に行ってきたが、感動の連続だった。

映画「サウンドオブミュージック」は、家庭教師として修道院からやってきたマリア先生と、7人の子供たち、妻に先立たれた父親のトラップ大佐による美しい愛の物語だ。やんちゃな子供たちがマリア先生の音楽による交流によって少しずつ心を開いてゆき、トラップ大佐との間にも愛が生まれる。1927年、マリアと大佐はノンベルク教会で結婚式を挙げた。1935年、ザルツブルク音楽際に出場したトラップ一家は見事1位を獲得。1938年にオーストリアがドイツに併合されると一家はスイスへ亡命を決意する。

  • サウンドオブミュージックの撮影地巡り
ミラベル庭園入口
レオポルツクロン城。子供たちがボート遊びで湖に落ちてずぶ濡れになるシーンに登場。
モーツァルト橋。子供たちが渡るシーンに登場。

  • ザルツブルク旧市街の見どころ
大聖堂とザルツブルクの街並み。
モーツァルト生家

歴史ある街並みを愛し、丁寧に維持する人々の心は、きっとトラップ一家と同じだろう。いつまでもこの美しい街をまたこの地に訪れる日を願って. . . .

(参考)

・地球の歩き方・ウィーンとオーストリア ダイヤモンド社

レーティッシュ鉄道の旅 (スイス🇨🇭)

2022年9月、ヨーロッパを列車で巡っていた筆者は、スイスのクールからイタリアのティラノまで、レーティッシュ鉄道に乗車した。

レーティッシュ鉄道は、ベルニナ山を望むアルプス越えの国際観光鉄道。美しい景色を縫い、ゆっくりと山を越えてゆく。幾つもの雄大な氷河と、鮮やかな湖に出会うことができるこの列車には、世界中から多くの人々が訪れる。現在では一部区間は世界遺産にも登録されているそうだ。筆者も、初めて観る氷河に心を奪われ、途中のアルプグリュム駅で急遽途中下車し、景色を堪能することにした。合計5時間以上の長旅は驚くほどあっという間だった。ここでは、沿線車窓の見どころを厳選して紹介したい。

初めて観る氷河に感動。
高さ65メートルのランドヴァッサー橋。石造りの美しいアーチ橋で、世界遺産区間に含まれている。
ループ橋をぐるっと下る。

参考:スイス政府観光局

https://www.myswitzerland.com/ja/experiences/landwasser-viaduct/

https://www.myswitzerland.com/ja/destinations/lago-bianco-lago-nero-2300m/

5000年の歴史を紡ぐクールの街並み (スイス🇨🇭)

スイス最古の街・クールは、5000年にも渡る長い歴史を持つことで有名だ。山の麓の落ち着いた街だが、多くの店が立ち並び、ショッピングに最適な、リゾート地としての賑わいも見せる。大聖堂をはじめとする中世の街並みは、大都市圏にはない独特の空気感を感じさせてくれる。

参考:スイス政府観光局https://www.myswitzerland.com/ja/destinations/chur/

トレニタリアでアルプスから水の都へ ティラノ→ミラノ→ベネチア (イタリア🇮🇹)

2022年9月末、ヨーロッパを鉄道でめぐる旅に出ていた。レーティッシュ鉄道でスイスからイタリアのティラノに渡った筆者は、1泊したのち、ベネチアに向かった。

列車に乗る前に、ティラノ駅の売店でピザとサンドイッチを購入。やはりイタリアといえばピザだ。ティラノ駅を出発したRE2825列車は、豊かな自然の中をゆっくり走りだす。コリコを過ぎると、コモ湖に沿って南下し、ミラノに向かう。コリコまでは、バスで行くこともできる。しばらくすると、大きな街並みが見えてきた。間も無く、ミラノ中央駅に到着。

ミラノ駅で、イタリア国鉄の高速列車「フレッチャルジェント」に乗り替える。ミラノ中央駅は円筒状の大きな屋根を持つ美しく巨大なターミナル駅だ。私の乗る列車は、かっこいい鮮やかな赤い色をした、イタリアらしい列車だ。車体には「フレッチャロッサ」と書いてある。トレニタリアの看板的な車両のような雰囲気を漂わせる。列車は、ミラノを出発してしばらくすると、速度を上げ、新幹線のような高速でイタリアを爽快に駆けて行く。イタリア本土からベネチアに渡る橋からのアドリア海は、この列車の見どころのひとつだ。快適な旅はあっという間。ベネチア・サンタルチア駅に到着。

イタリア本土とベネチアをつなぐ橋をわたる。小さな島々が複雑に織りなすアドリア海の絶景はこの列車最後の見どころ

国際夜行列車ナイトジェットの旅 ベネチア→ウィーン (イタリア🇮🇹→オーストリア🇦🇹)

2022年9月、ヨーロッパを鉄道で巡るたびに出ていた最中、ベネチアからウィーンへの移動手段として夜行列車ナイトジェットを利用した。これはそのときの記録だ。

オーストリア連邦鉄道OBBが運営するナイトジェットは、ベネチアーウィーン間だけでなく、ミラノ、ローマ、フィレンツェ、チューリヒ、フランクフルト、ベルリンなど、オーストリアを中心に近隣国の大都市を多くカバーしている。何と言ってもそのメリットは、移動と宿泊を兼ねる点だ。列車に乗り込み出発、寝て起きたら目的地に到着する。時間を効率的に使えるため、少ない時間でたくさんの都市を巡りたい筆者のような旅行者には特に嬉しい。

筆者が利用したのはVenezia S.Lucia(ベネチア・サンタルチア)21:49発ーWien HBF(ウィーン中央)7:58着のナイトジェット。列車は、ベネチア・サンタルチア駅を定刻に出発。筆者は、1番値段の安い2等座席(6人用個室)を使用したが、顔立ちが綺麗な親子3人と同室だった。聞けば、ウクライナ出身だという。座席を倒してフルフラットに出来ることなど、色々親切に教えてくれた。自分は日本から来たと言い、折り鶴を折ってみせると、オリガミだ!と喜んでくれた。こういう異文化間の交流もまた、旅の醍醐味だ。

しばらくすると車掌さんが検札に来た。筆者は、連邦鉄道OBBの公式サイトで列車予約し、メールで受信したeチケットを印刷したものを見せたら問題なかった。イタリアに限らずヨーロッパの列車では検札の際にスマホの画面を見せてる乗客が多かったし、発行されたeチケットにも2次元コードがしっかり載っていたので、実際は印刷までしてこなくても問題なかったかもしれない。しかし、万が一スマホを失くしたり、使えなかったときのために、eチケットは印刷しておくのがベターだろう。ひとり旅では、あらゆるトラブルに備えるのが鉄則だ。

オーストリア連邦鉄道から送られてきたeチケット。メールのURLからPDF形式でダウンロードできる。オーストリアの公用語はドイツ語だが、公式予約サイトでは英語にも対応している。日本語には対応していないが、シンプルで見やすいので問題なく利用できた。列車・等級・座席タイプなどを選択し、名前・メールアドレス・クレジット情報などを入力するだけなので難しいことはない。料金は49ユーロで、日本円で約7000円くらいだ。安い。国家間を夜行で移動してこれは安過ぎる。

列車はアドリア海にかけられた橋を渡ると、イタリア本土を北に進む。驚いたのは、振動が本当に小さい。機関車が客車を牽引する「客車列車」だと、ここまで静かなのだと、本当に驚く。現在の日本の旅客列車は、一般的な電車のような「動力分散方式(編成の多くの車両が駆動する方式)」の列車がほとんどで、それらは客室のすぐ下でモーターが唸るため、振動や騒音を抑えるのに限界がある。しかし、客車列車は、動力を牽引する機関車に集中させているので、客室は静かに保たれる。お陰様で、ぐっすり寝ることができ、疲れもしっかりとれた。快適すぎて早くにぐっすり寝てしまった。

夜が明け、明るくなった頃、外を見るとザルツブルク中央駅で停車していた。ウィーンまではまだ2時間ほどあるので、ゆっくりオーストリアの景色を楽しむことにした。しばらくして、リンツ駅に到着すると、ウクライナの家族はさよなら!と元気な挨拶を交わし下車していった。そうして、間も無く列車は終点・ウィーン中央駅に到着。疲れも取れ、楽しく快適な旅はあっという間だった。最近、ヨーロッパでは夜行列車の利便性が再認識され、路線網を拡大しようという動きもある。今後もヨーロッパ旅行の際はナイトジェットをぜひ利用したい。

世界一の急勾配鉄道!ピラトゥス登山鉄道(スイス🇨🇭)

2022年9月、筆者はヨーロッパを鉄道で巡る旅に出ていた。途中スイスを訪れた際、ピラトゥス登山鉄道に乗車した。133年の歴史を持つこの鉄道は、世界最急勾配の鉄道という称号をもち、その最大傾斜角は48%(480パーミル)にもなる。日本の鉄道における最急勾配は、大井川鐵道の90パーミルであることからも、この鉄道の凄さが分かる。

この鉄道の起点は、ルツェルンから普通列車で20分ほど西に進んだところにあるアルプナッハシュタット駅。急行列車は停車しない、静かで落ち着いた駅だ。

列車は、麓の駅をゆっくり出発すると、モーターの唸りが聞こえる。見た目はケーブルカーっぽいが、あくまで「電車」であり、ケーブルカーではない。車両は搭載されたモーターにより駆動する。左右のレールの間にはラックレールがあり、2つの歯車を組み合わせた特殊な形状をしている。この方式は「ロッハー式」と呼ばれる非常に珍しい方式だ。列車はゆっくりと、着実に標高を上げていく。緑生い茂る森林を抜け、森林限界を過ぎると、車窓は雪景色に変わる。列車と周りの景色を遮る木々がないため、山肌とそれを覆う雪はとてつもない迫力で、自分がすごく小さな存在に感じて不思議な感じだ。頂上には、レストランや展望台があるが、その日は曇っていた。頂上へはロープウェイでも訪れることができる。

世界一の急勾配鉄道でゆくピラトゥス山は133年、そしてこれからも人々の心を魅了してゆく。