高速列車の食堂でビールを飲む ウィーン→ザルツブルク (オーストリア🇦🇹)

ウィーンからザルツブルクへ列車で移動する際、フランクフルト(ドイツ)行きの国際高速列車ICE(インターシティエクスプレス)を利用した際、食堂車が連結されていたので、利用してみることに。

車内はとても落ち着いた雰囲気で、ウィーン中央駅を出発するとすぐに注文を取りに来てくれた。ドイツ行きの列車にふさわしいビールとソーセージのセットを注文。値段は14ユーロほどだった。車内での飲食にしてはお手軽な範囲内だろう。これがとても美味しかった。ソーセージはジューシーで、ビールは香り豊なのに飲みやすい。

ビールとソーセージ、マッシュポテト。結構お腹がふくれた。車窓を見ながらの食事はまさに至福のひととき。

ICEはザルツブルクは経由しないため、途中のウェルス駅で、ザルツブルクへ行く普通列車に乗り換える。とても快適で楽しい旅になった。

ミュンヘンを歩く (ドイツ🇩🇪)

2022年9月、ヨーロッパを列車で巡る旅に出ていた。ザルツブルク(オーストリア)から、チューリヒ(スイス)へいく途中、列車の乗り換えのためドイツのミュンヘンで列車を降りた。せっかくなので、ミュンヘン中央駅の周辺を歩いて観光してみることにした。ミュンヘンは、今回のヨーロッパ旅行で訪れた他の街と比較しても、特に規模が大きく、まさに大都市といった雰囲気だ。しかし、第1次大戦前からの歴史的建造物も多く残されており、大都市ながら美しい景観との共存を実現している。短い時間だったが、訪問したいくつかの見どころを紹介したい。

参考:地球の歩き方・ドイツ

サウンドオブミュージックの舞台・ザルツブルクを訪ねて (オーストリア🇦🇹)

オーストリアのザルツブルクは、ミュージカル映画「サウンドオブミュージック」の舞台として世界的に有名だ。実際に筆者も聖地巡礼に行ってきたが、感動の連続だった。

映画「サウンドオブミュージック」は、家庭教師として修道院からやってきたマリア先生と、7人の子供たち、妻に先立たれた父親のトラップ大佐による美しい愛の物語だ。やんちゃな子供たちがマリア先生の音楽による交流によって少しずつ心を開いてゆき、トラップ大佐との間にも愛が生まれる。1927年、マリアと大佐はノンベルク教会で結婚式を挙げた。1935年、ザルツブルク音楽際に出場したトラップ一家は見事1位を獲得。1938年にオーストリアがドイツに併合されると一家はスイスへ亡命を決意する。

  • サウンドオブミュージックの撮影地巡り
ミラベル庭園入口
レオポルツクロン城。子供たちがボート遊びで湖に落ちてずぶ濡れになるシーンに登場。
モーツァルト橋。子供たちが渡るシーンに登場。

  • ザルツブルク旧市街の見どころ
大聖堂とザルツブルクの街並み。
モーツァルト生家

歴史ある街並みを愛し、丁寧に維持する人々の心は、きっとトラップ一家と同じだろう。いつまでもこの美しい街をまたこの地に訪れる日を願って. . . .

(参考)

・地球の歩き方・ウィーンとオーストリア ダイヤモンド社

ウィーンとハプスブルク家 (オーストリア🇦🇹)

オーストリアの首都・ウィーンは、ハプスブルク家ゆかりの地であり、それに関連した観光名所が数多くある。

ハプスブルク家は、スイス北東部からドイツ西南部を支配していた小貴族だったが、ルドルフ1世が神聖ローマ帝国に選出されたことを皮切りに、その影響力は大きくなっていった。ハプスブルク家は、戦争ではなく結婚政策で王家を発展させていったと言われるが、女帝マリア・テレジアの娘マリー・アントワネットがフランス国王ルイ16世と結婚したこともそのひとつだ。のちにイタリア戦争に敗れたことから徐々に衰退が始まり、オーストリア=ハンガリー帝国が形成されると、第1次世界大戦に突入、1918年に破れるまでの650年間、中央ヨーロッパで栄華を誇った。

ウィーンには、650年の長きに渡り栄華を誇ったハプスブルク家ゆかりの史跡が多く残されている。筆者も実際に足を運んでみたが、ウィーンの発展は、ハプスブルク家とともにあったのだと振り返る。

世界遺産のシェーンブルン宮殿。女帝マリア・テレジアの命で大改築され現在の姿になった。マリーアントワネットは15歳で、フランスに嫁ぐまでここで育った。
ミヒャエル広場側から見たハプスブルク家の王宮。増改築が繰り返され、600年以上王家の住居とされてきた。内部にも見どころはたくさん。
ヨーゼフ広場と国立図書館。中央にヨーゼフ2世の騎馬像が立つ。

今回、市内観光では、主に地下鉄を利用して巡った。市内の交通機関が24時間乗り放題になるチケットを購入し、名所での入場料などは都度支払っていたが、「ウィーンシティカード」や「ウィーンパス」など、便利なチケットやパスが多く設定されている。目的に合わせて活用すると便利だ。注意点として、打刻が必要なチケットは、打刻を忘れずに。おすすめは、「シシィチケット」で、王宮、皇帝の部屋、シシィ博物館、シェーンブルン宮殿などのハプスブルク家関連の観光地の多くに入場できる。34ユーロとお手軽なので、簡単に元は取れそうだ。特筆すべき点は、シェーンブルン宮殿ではシシィチケットを持っているとファストレーン(待ち時間なし)が利用できる点だ。筆者が訪れたときも2時間待ちとなっていたことを考えると、これは大きなメリットだ。また訪れる機会があれば、ぜひ利用したい。

参考:地球の歩き方・ウィーンとオーストリア

レーティッシュ鉄道の旅 (スイス🇨🇭)

2022年9月、ヨーロッパを列車で巡っていた筆者は、スイスのクールからイタリアのティラノまで、レーティッシュ鉄道に乗車した。

レーティッシュ鉄道は、ベルニナ山を望むアルプス越えの国際観光鉄道。美しい景色を縫い、ゆっくりと山を越えてゆく。幾つもの雄大な氷河と、鮮やかな湖に出会うことができるこの列車には、世界中から多くの人々が訪れる。現在では一部区間は世界遺産にも登録されているそうだ。筆者も、初めて観る氷河に心を奪われ、途中のアルプグリュム駅で急遽途中下車し、景色を堪能することにした。合計5時間以上の長旅は驚くほどあっという間だった。ここでは、沿線車窓の見どころを厳選して紹介したい。

初めて観る氷河に感動。
高さ65メートルのランドヴァッサー橋。石造りの美しいアーチ橋で、世界遺産区間に含まれている。
ループ橋をぐるっと下る。

参考:スイス政府観光局

https://www.myswitzerland.com/ja/experiences/landwasser-viaduct/

https://www.myswitzerland.com/ja/destinations/lago-bianco-lago-nero-2300m/

5000年の歴史を紡ぐクールの街並み (スイス🇨🇭)

スイス最古の街・クールは、5000年にも渡る長い歴史を持つことで有名だ。山の麓の落ち着いた街だが、多くの店が立ち並び、ショッピングに最適な、リゾート地としての賑わいも見せる。大聖堂をはじめとする中世の街並みは、大都市圏にはない独特の空気感を感じさせてくれる。

参考:スイス政府観光局https://www.myswitzerland.com/ja/destinations/chur/

トレニタリアでアルプスから水の都へ ティラノ→ミラノ→ベネチア (イタリア🇮🇹)

2022年9月末、ヨーロッパを鉄道でめぐる旅に出ていた。レーティッシュ鉄道でスイスからイタリアのティラノに渡った筆者は、1泊したのち、ベネチアに向かった。

列車に乗る前に、ティラノ駅の売店でピザとサンドイッチを購入。やはりイタリアといえばピザだ。ティラノ駅を出発したRE2825列車は、豊かな自然の中をゆっくり走りだす。コリコを過ぎると、コモ湖に沿って南下し、ミラノに向かう。コリコまでは、バスで行くこともできる。しばらくすると、大きな街並みが見えてきた。間も無く、ミラノ中央駅に到着。

ミラノ駅で、イタリア国鉄の高速列車「フレッチャルジェント」に乗り替える。ミラノ中央駅は円筒状の大きな屋根を持つ美しく巨大なターミナル駅だ。私の乗る列車は、かっこいい鮮やかな赤い色をした、イタリアらしい列車だ。車体には「フレッチャロッサ」と書いてある。トレニタリアの看板的な車両のような雰囲気を漂わせる。列車は、ミラノを出発してしばらくすると、速度を上げ、新幹線のような高速でイタリアを爽快に駆けて行く。イタリア本土からベネチアに渡る橋からのアドリア海は、この列車の見どころのひとつだ。快適な旅はあっという間。ベネチア・サンタルチア駅に到着。

イタリア本土とベネチアをつなぐ橋をわたる。小さな島々が複雑に織りなすアドリア海の絶景はこの列車最後の見どころ

中世ヨーロッパの街並みを訪ねて…ベルン旧市街(スイス🇨🇭)

スイスの首都・ベルンの旧市街は、15世紀末に造られた中世の街並みが今でもしっかりと残っている。残っている…というより絶え間ない努力によって残されている、というのが正しいような感じがする。

この街は、ツェーリンゲン公ベルヒトルド5世が、当時サヴォイ家との戦いの守備基地にしようと、街を造ったことから始まった。1405年の大火で燃えた後再建され、その後2度の世界大戦でもスイスが中立国だったことから戦場にはならなかった。そうして現在まで美しい街並みが残り、いまでは世界遺産にも登録されているスイスの一大観光地だ。筆者も心から、また来れる日を願って。

牢獄塔の下をくぐる路面電車

参考:地球の歩き方A18スイス

国際夜行列車ナイトジェットの旅 ベネチア→ウィーン (イタリア🇮🇹→オーストリア🇦🇹)

2022年9月、ヨーロッパを鉄道で巡るたびに出ていた最中、ベネチアからウィーンへの移動手段として夜行列車ナイトジェットを利用した。これはそのときの記録だ。

オーストリア連邦鉄道OBBが運営するナイトジェットは、ベネチアーウィーン間だけでなく、ミラノ、ローマ、フィレンツェ、チューリヒ、フランクフルト、ベルリンなど、オーストリアを中心に近隣国の大都市を多くカバーしている。何と言ってもそのメリットは、移動と宿泊を兼ねる点だ。列車に乗り込み出発、寝て起きたら目的地に到着する。時間を効率的に使えるため、少ない時間でたくさんの都市を巡りたい筆者のような旅行者には特に嬉しい。

筆者が利用したのはVenezia S.Lucia(ベネチア・サンタルチア)21:49発ーWien HBF(ウィーン中央)7:58着のナイトジェット。列車は、ベネチア・サンタルチア駅を定刻に出発。筆者は、1番値段の安い2等座席(6人用個室)を使用したが、顔立ちが綺麗な親子3人と同室だった。聞けば、ウクライナ出身だという。座席を倒してフルフラットに出来ることなど、色々親切に教えてくれた。自分は日本から来たと言い、折り鶴を折ってみせると、オリガミだ!と喜んでくれた。こういう異文化間の交流もまた、旅の醍醐味だ。

しばらくすると車掌さんが検札に来た。筆者は、連邦鉄道OBBの公式サイトで列車予約し、メールで受信したeチケットを印刷したものを見せたら問題なかった。イタリアに限らずヨーロッパの列車では検札の際にスマホの画面を見せてる乗客が多かったし、発行されたeチケットにも2次元コードがしっかり載っていたので、実際は印刷までしてこなくても問題なかったかもしれない。しかし、万が一スマホを失くしたり、使えなかったときのために、eチケットは印刷しておくのがベターだろう。ひとり旅では、あらゆるトラブルに備えるのが鉄則だ。

オーストリア連邦鉄道から送られてきたeチケット。メールのURLからPDF形式でダウンロードできる。オーストリアの公用語はドイツ語だが、公式予約サイトでは英語にも対応している。日本語には対応していないが、シンプルで見やすいので問題なく利用できた。列車・等級・座席タイプなどを選択し、名前・メールアドレス・クレジット情報などを入力するだけなので難しいことはない。料金は49ユーロで、日本円で約7000円くらいだ。安い。国家間を夜行で移動してこれは安過ぎる。

列車はアドリア海にかけられた橋を渡ると、イタリア本土を北に進む。驚いたのは、振動が本当に小さい。機関車が客車を牽引する「客車列車」だと、ここまで静かなのだと、本当に驚く。現在の日本の旅客列車は、一般的な電車のような「動力分散方式(編成の多くの車両が駆動する方式)」の列車がほとんどで、それらは客室のすぐ下でモーターが唸るため、振動や騒音を抑えるのに限界がある。しかし、客車列車は、動力を牽引する機関車に集中させているので、客室は静かに保たれる。お陰様で、ぐっすり寝ることができ、疲れもしっかりとれた。快適すぎて早くにぐっすり寝てしまった。

夜が明け、明るくなった頃、外を見るとザルツブルク中央駅で停車していた。ウィーンまではまだ2時間ほどあるので、ゆっくりオーストリアの景色を楽しむことにした。しばらくして、リンツ駅に到着すると、ウクライナの家族はさよなら!と元気な挨拶を交わし下車していった。そうして、間も無く列車は終点・ウィーン中央駅に到着。疲れも取れ、楽しく快適な旅はあっという間だった。最近、ヨーロッパでは夜行列車の利便性が再認識され、路線網を拡大しようという動きもある。今後もヨーロッパ旅行の際はナイトジェットをぜひ利用したい。

水の都・ベネチア(イタリア🇮🇹)

2022年9月、ヨーロッパを鉄道で巡る旅の途中、イタリア北部、アドリア海に浮かぶ水の都・ベネチアに訪れた。

街並みが水面に映る光景はとても神秘的で、街そのものがひとつの神殿であるかのように錯覚させられる。縦横無尽に張り巡らされた運河を小さな舟が徘徊する光景はここでしか見られない。ベネチアに住む人の足は、バスでも鉄道でもなく、船だ。近年は高波による浸水被害に悩まされることもしばしば。