美しい湖とアルプスの絶景!ゴールデンパス・ラインの旅 (スイス🇨🇭)

ヨーロッパ列車旅の途中、ルツェルンからシュピーツまで、アルプスと湖の絶景で有名な「ゴールデンパス・ライン」に乗車した。ゴールデンパス・ラインは、ルツェルン~インターラーケン(中央鉄道zb)、インターラーケン~ツヴァイジンメン(bls鉄道)、ツヴァイジンメン~モントルー(MOB鉄道)の3つの私鉄にわたってスイスの中央を横断する路線だ。ブリエンツ湖・トゥーン湖の絶景を横目にアルプスの麓を横切るこの路線には多くの見所がある。

ルツェルン駅から十数分、普通列車に乗ってアルプナッハシュタットで途中下車。せっかくなのでここでピラトゥス登山鉄道に乗車してみることに。絶景もさることながら世界一の急勾配鉄道はやはり全てが特殊で面白い。

アルプナッハシュタットからギスウィル駅で一度乗り換え、ブリエンツに向かう。途中、ラックレールを用いて急勾配を登る区間があり、そこでは走行音が変わる。青く輝くブリエンツ湖はとても美しい。ここで、ブリエンツ・ロートホルン鉄道に乗車し、ロートホルンを蒸気機関車で登ってみた。歴史ある登山列車から眺めるブリエンツ湖とアルプスの山々は雄大だ。

車窓に映るルンゲルン湖

ブリエンツからは、インターラーケンで乗り換えついでに昼食をいただき、シュピーツへ。まるで絵画から飛び出してきたかのような美しい景色は飽きることがなかった。列車を降りてしまうのが惜しい. . . .

蒸気機関車で山登り!ブリエンツ・ロートホルン鉄道(スイス🇨🇭)

2022年9月、筆者はヨーロッパを鉄道で巡る旅に出ていた。途中スイスを訪れた際、ブリエンツ・ロートホルン鉄道(BRB)に乗車した。この鉄道は、130年の歴史をもち、ロートホルンを約1時間かけてゆっくり蒸気機関車で登ってゆく登山鉄道だ。蒸気機関車が走る区間における世界最急勾配でもあり、世界中から鉄道ファンが訪れる。

この鉄道の起点はブリエンツ駅。ゴールデンパスラインの中間地点で、ブリエンツ湖畔の美しい街だ。ルツェルンとインターラーケンを結ぶ急行列車に乗車すると簡単にアクセスできる。インターラーケンからは船でもアクセスできるので、ブリエンツ湖を優雅にクルージングしながら訪れることもできる。

列車は、蒸気のドラフト音を唸らせ、麓のブリエンツ駅をゆっくりと出発する。この鉄道は、概ね1時間に1本運行されており、急行列車との乗り継ぎも良い。しばらくは森の中を縫うように走るが、しばらくすると開けた部分に出ると、ブリエンツ湖の絶景が目に入る。その瞬間、多くの乗客がシャッターを切る。湖の対岸の山々の雪化粧も美しい。

山を登る蒸気機関車

30分ほど景色に見惚れていると、列車は山の中腹の中間駅に到着する。列車は30分ほど停車したのち折り返す。筆者が訪れた日は、天候の影響で頂上駅までは行けなかったようだ。だが、中間駅で車掌さんと話す機会があり、色々なことを教えてくれた。筆者が日本から来たことを伝えると、静岡の大井川鐵道とブリエンツロートホルン鉄道は姉妹提携を結んでおり、それらの走る金谷町とブリエンツも姉妹都市であることを教えてくれた。また、乗車してきた機関車がいつ製造されたのか尋ねたところ、乗車した機関車は1996年に新造されたものだが、この鉄道では100年以上走っている機関車もあるのだと説明してくれた。歴史と景観を苦労して守っていることがよく分かる。

初めてみるロッド配置。日本に同じような機関車はないのでここまで近くで見られるのは貴重な体験。車輪径が小さいため、スピードは落ちるが力強く山を登れる。

ブリエンツ湖とアルプスの美しい景色を130年の歴史ある蒸気機関車列車でめぐる旅はまさに非日常と文明の偉大さを感じさせてくれる貴重な体験だった。