九州鉄道記念館

 福岡は北九州市、門司港駅に隣接する九州鉄道記念館では、様々な貴重な展示を見ることができる。以前、門司港駅に関する記事でも紹介したが、門司港は九州における鉄道の重要拠点地であり、門司港レトロ地区として歴史ある建造物が多数残されている。

 九州鉄道記念館の本館は、旧九州鉄道の本社屋として、門司駅(現在の門司港駅)の開業と同時期に建設された。明治22年に九州鉄道が博多〜千歳川仮停車場間で営業運転したことを発端とし、門司駅(現在の門司港駅)〜高瀬駅(現在の玉名駅)間が開業した際にこの場所が起点とされ、九州全域に鉄道が建設されていった。

 その後、管理する事業者は、帝国鉄道庁、鉄道院、鉄道省、国鉄、JR九州と変わってゆき、現在に至るが、九州における鉄道の重要拠点としての役割を長きにわたって果たしてきた建物だ。現在は九州鉄道記念館として、様々な貴重な展示や体験を楽しめる施設となっている。北九州の観光の際には是非立ち寄ってみてはいかがだろうか。

特急サンダーバードで北陸へ

 JR西日本の特急サンダーバード号は、大阪〜京都〜敦賀〜金沢の区間で運行されており、関西から北陸方面へのビジネス・観光需要を支えている。運行本数も多く、多客時は12両編成でも運行されるほどに利用者の多い列車だ。また、日本の在来線特急の中でも特に速い列車として知られている。

 大阪を出発した列車は、複々線区間を疾走し、関西のアーバンネットワークを走る様々な列車とすれ違う。また、特急らしく並走する普通列車を追い抜く光景もとても気持ち良い。

 列車は途中、琵琶湖西側の湖西線を走るが、湖西線は全線高架かつ高規格に建設されており、特に高速で走行する。乗り心地もよく、高架線上から眺める琵琶湖の景色は雄大だ。

 琵琶湖を抜け、敦賀を出発すると、列車は北陸トンネルに入る。その長さは、13.9kmで、10分少々、携帯電話などの通信が圏外になるほどに長い。北陸トンネルの建設は、歴史に残る難工事であったともいわれるが、私たちが快適に鉄道などで移動できるのは、先人達の努力の賜物であると改めて感じさせてくれる。

 列車は、北陸本線でも速度を緩めない。一部の列車は眼鏡で有名な鯖江に停車し、県庁所在地の福井駅には全ての列車が停車する。関西の奥座敷とよばれる芦原温泉を超え、石川県に入ると列車は加賀温泉、小松と停車し、終点の金沢に至る。

 沿線には見どころもたくさんあり、多くの人に愛される特急サンダーバード号だが、2024年春の北陸新幹線の敦賀延伸後は敦賀〜金沢間はJRから第三セクターへ経営分離される関係で、特急サンダーバード号も、同区間は運行が終了される予定だ。北陸地方の地域に密着した特急列車の魅力を堪能できるのもあとわずかだ。

門司港駅のレトロな駅舎

 福岡県北九州市、関門海峡を望む港町にある門司港駅は、九州における鉄道の重要拠点地であり、大正3年に門司駅として開業した。近代日本を象徴する、ルネサンス様式の木造二階建駅舎は国の重要文化財に指定されており、復元工事が完了した現在では、開業時の美しい姿を眺めることができる。私も、青春18きっぷを余らせていたので、今年の春、帰省ついでに足を運んだ。そのときの記録を写真で紹介したい。

韓国訪問🇰🇷

 日韓関係が悪化してゆく最中、韓国の反日対応などが当時の日本メディアで度々話題になっていた。韓国のアイドルグループを推していたこともあり、韓国本場の空気感を味わいたいと考えた私と友人は、コロナ禍前の2019年3月、高校卒業記念に韓国を訪問した。

 今回の私たちの韓国訪問は、現地の方達にとても助けられた旅行だった。日本のメディアは、韓国人へのインタビュー等で反日感情をあらわにした人の映像をやたら強調したりして、あたかも韓国の人たちはみなそうであるかのような報道をするが、実際に足を運ぶと、皆親切な人ばかりだった。慣れない海外旅行で迷って道を尋ねたことが何度もあったが、皆真剣に話を聞いて私たちを導いてくれた。多くの人が片言だが日本語でアドバイスをしてくれた。ホテルでも空港でも、私たちが困ったときに手を差し伸べてくれる方達ばかりだった。3泊4日の旅行中、反日のムードを感じたことは一度たりともなく、むしろ現地の方達はフレンドリーで、日本で印象付けられていた韓国とは大きく違っていた。

 ソウル市内の大通りは道の幅が広く、バス専用道もある。高層ビルも立ち並び、夜も明るく、目を細めれば日本の下町と間違えてしまうのではないかと思うほどだった。推していたアイドルグループのグッズ漁りに街に繰り出すと歩道にある屋台からの美味しそうな香りを感じながら歩く。食べ歩きに困ることはないだろう。私たちも、トッポギ串と、おでんのようなものを頂いた。味付けが日本と近いからか、とても美味しかった。韓国料理といえば辛い印象があるが、しっかりと旨味のある辛さで、涙を流しながらでも食べたい、やみつきになるおいしさだった。

 今回の韓国旅行は、まさに現地に行ってみなければわからないことの連続だった。私たちの想像の何倍もあたたかく、親近感のある国だった。また足を運んでみたい。

富山行き特急ひだの存在意義

 JR高山本線の特急ひだ号は、中京圏から飛騨・高山方面へのアクセスを担い、果ては北陸、富山までの区間で運行されている。しかし、全10.5往復のうち、富山までやって来る列車は4往復のみ。それは一体何故か?

飛騨・高山は、観光地として人気のスポットであり、需要も比較的多い。名古屋からは2時間半ほどで行くことができるが、富山までは、4時間かかる。これでは、特急しらさぎ号と北陸新幹線を金沢で乗り継ぐルートの方が30分ほど早く、本数も多いため、そちらを利用する客の方が多そうだ。名古屋から米原までも東海道新幹線を利用すれば、さらに所要時間は短縮できる。

 この区間は高速バスも多く運行されているが、バスの狭い座席でパソコンを広げたり、仕事をするのは難しく、車内の居住性は特急列車には及ばないだろう。また、「乗り換えなし」のメリットも大きい。単純な速さや安さだけではない、唯一無二のメリットを追求し、これからも誇らしく走り続けてもらいたい。

2021年6月25日 名古屋駅にて

JR山陰本線・余部橋梁から望む日本海

兵庫県香美町にある余部橋梁は、地上41mの高さを誇り、その景色の美しさゆえに明治時代から山陰本線の名所として人気のスポットだ。鎧〜餘部駅間を走る特急はまかぜ号の海側車窓を眺める。

蒸気機関車D51 200号機 展示運転

2020年の6月、京都鉄道博物館では、山口線SLやまぐち号として現役で活躍するD51型200号機の展示走行が行われていた。昭和13年製造の大型蒸気の躍動感あふれる走りを眺める

撮影日:2020年6月29日