富山行き特急ひだの存在意義

 JR高山本線の特急ひだ号は、中京圏から飛騨・高山方面へのアクセスを担い、果ては北陸、富山までの区間で運行されている。しかし、全10.5往復のうち、富山までやって来る列車は4往復のみ。それは一体何故か?

飛騨・高山は、観光地として人気のスポットであり、需要も比較的多い。名古屋からは2時間半ほどで行くことができるが、富山までは、4時間かかる。これでは、特急しらさぎ号と北陸新幹線を金沢で乗り継ぐルートの方が30分ほど早く、本数も多いため、そちらを利用する客の方が多そうだ。名古屋から米原までも東海道新幹線を利用すれば、さらに所要時間は短縮できる。

 この区間は高速バスも多く運行されているが、バスの狭い座席でパソコンを広げたり、仕事をするのは難しく、車内の居住性は特急列車には及ばないだろう。また、「乗り換えなし」のメリットも大きい。単純な速さや安さだけではない、唯一無二のメリットを追求し、これからも誇らしく走り続けてもらいたい。

2021年6月25日 名古屋駅にて

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