ドイツ・ケルンの中心に聳ゆるケルン大聖堂(Dom St. Peter und Maria)は、この街のシンボルであり、ゴシック建築の代表格だ。高さは157mで、カトリックの聖堂のなかでも世界最大級を誇る。筆者は、欧州列車横断旅の道すがら、アムステルダムから高速列車ICEに乗ってケルンを訪れ、この美しい教会に辿り着いた。今回は写真とともに見どころを幾つか紹介する。




4世紀に初代の聖堂が建てられて以降、何度か建て替えを経て、1164年に「東方三博士の聖遺物」がミラノからもたらされたことにより多くの人が訪れるようになった。現在のケルン大聖堂は1248年の火災で消失したのち再建されたもの。完成したのは1880年で、600年以上の歳月をかけて建設された。現在は世界遺産にも登録され、ドイツ・ケルンのシンボルとして親しまれている。



この大聖堂は、人々の変わりゆく生活、変わらぬ日常、度重なる戦争の歴史を長い年月をかけて見守ってきた。あやまちを繰り返しても、前へ進もうと歩み続ける人々の想いが、この美しく巨大な聖堂を完成へと導いたのだろう。筆者もそんな時の流れに身を任せ、この街をあとにする。素晴らしい時間はあっという間に過ぎゆく。次の目的地は、港湾都市・ハンブルク。
〈参考〉
・地球の歩き方
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